東京大学
アジア生物資源環境研究センター・耐性機能開発研究分野
RNAウイルス学・抵抗性機構(白子研究室)

Japanese / English

<メンバー>
教授 : 白子幸男(Yukio Shirako)
大学院研究生:李 煥改(Huangai Li)
修士課程2年:崔 志銘(Jimyung Choi)
修士課程2年:艸香將稔(Masatoshi Kusaka)
スタッフ : 白子淳子(Junko Shirako)

新規
大学院修士課程・博士課程の学生の募集
実験スタッフの募集(2011.12.1)


課程博士論文 / 研究室の写真

<研究テーマ>
 
植物に感染し、萎縮やモザイク病などを引き起こすウイルスの大半はRNA遺伝子を持つ。動物ウイルスにおいても、RNAウイルスは変異に富み、強い病原性を示すものが多い。我々の研究室では、ウイルス病の予防と防除を目的に、進化学的に共通の起源を持つと考えられる動物と植物のRNAウイルスを研究材料として、(1)ウイルスの遺伝子構造および変異と適応に関する研究、(2)ウイルスRNAの複製・転写機構の解析、(3)ウイルスと宿主との相互作用と病原性に関する分子生物学的な研究を行っている。特に、タバコモザイクウイルスと遺伝子構造が類似し動物界に広範な宿主域を持つアルファウイルスと、世界各地のムギ類栽培地に発生しているムギ類萎縮ウイルス、オオムギ縞萎縮ウイルスおよびコムギ縞萎縮ウイルスを中心に研究を進めている。

<主な研究業績・論文>

Plant virus projects
 世界各地のムギ類栽培地に発生しているムギ類萎縮ウイルス、オオムギ縞萎縮ウイルスおよびコムギ縞萎縮ウイルスを研究している。ムギ類萎縮ウイルスは、2分節性プラス鎖RNAウイルスでアルファウイルススーパーファミリーに属する。Furovirus属のタイプ種である。RNA1(7.1 kb)は、RNA複製酵素タンパクと推定細胞間移行タンパク質を、RNA2(3.6 kb)はキャプシドタンパク質と媒介生物による伝搬性因子、および推定RNA複製制御タンパク質をコードしている。自然界では、土壌生息微生物Polymyxa graminisによって伝搬保持される。
 オオムギおよびコムギ縞萎縮ウイルスは、2分節性プラス鎖RNAウイルスでピコルナウイルススーパーファミリーに属する。

Alphavirus project
 トガウイルス科アルファウイルス属には、シンドビスウイルスやセムリキ森林ウイルスを始め、26種類のウイルスが登録されている。アルファウイルスの遺伝子構造と発現様式、および複製酵素遺伝子のアミノ酸配列は、代表的な植物RNAウイルスであるタバコモザイクウイルスと類似しており、両者は進化的に共通の起源を持つと考えられている。
 この研究室では、1956年に日本で分離されたサギヤマウイルスを材料とし、ウイルスRNA複製機構を培養細胞系を用いて研究している。
 サギヤマウイルスは、無脊椎動物と脊椎動物に広範な宿主域を持ち、自然界では蚊と哺乳動物間を循環しているものと考えられるが、人間に対する病原性はない。

Yeast project

その他の共同研究

講義 :
大学院セミナー/ウイルス学ジャーナル・クラブ
毎週水曜日午後1時から。東京大学農学部(弥生キャンパス)1号館214号室

教職員・学生居室:農学部7号館B棟6階633号室
実験室 : P1レベル=農学部7号館B棟6階634号室; P2レベル=農学部1号館2階219号室

連絡先 :
郵便番号113-8657
東京都文京区弥生1-1-1 東京大学 アジア生物資源環境研究センター
電話 : 03-5841-8880
教職員/学生居室・電話 : 03-5841-8036(FAX兼用)
実験室・電話 : 03-5841-8494, 03-5841-7524(FAX兼用)
電子メールアドレス : yshirako@mac.com, yshirako@anesc.u-tokyo.ac.jp

東京大学
アジア生物資源環境研究センター
農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻

更新日 平成24年3月2日